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丙種と乙4どっちを受ける?仕事・範囲・合格率で比較

丙種と乙4はどちらも受験資格がなく、第4類の危険物を扱う免状です。違いは範囲と立会い・保安監督者。 合格率だけで選ぶと、取ったあとに「この仕事には足りない」となることがあります。仕事で必要なことから選べるように並べます。

結論
扱うのがガソリン・灯油・軽油・第3石油類(重油・潤滑油・引火点130℃以上のものに限る)・第4石油類・動植物油類だけで、自分で取り扱うだけなら丙種でも足ります。アルコール類などそれ以外の第4類を扱う、免状のない人に立ち会う、危険物保安監督者になるのどれかがあるなら乙4です。 丙種の免状では、あとで乙4を受けるときの科目免除はありません。
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丙種と乙4の比較表

丙種乙4
取り扱える危険物ガソリン・灯油・軽油・第3石油類(重油・潤滑油・引火点130℃以上のものに限る)・第4石油類・動植物油類第4類すべて(特殊引火物・アルコール類などを含む)
免状のない人への立会いできないできる(第4類)
危険物保安監督者なれないなれる(実務6か月以上)
他の乙種を受けるときの科目免除なしあり(性消10問・35分)
問題数25問(法令10・燃焼消火5・性消10)35問(法令15・物化10・性消10)
出題形式4肢択一5肢択一
試験時間1時間15分2時間
試験手数料4,200円5,300円
免状交付手数料2,900円2,900円
合格率(令和7年度)48.0%31.9%
受験資格誰でも受験できる誰でも受験できる

出典:取り扱える危険物=危険物の規制に関する規則第49条、立会い=消防法第13条第3項・危険物の規制に関する規則第49条、保安監督者=消防法第13条第1項・危険物の規制に関する政令第31条の2、科目免除=危険物の規制に関する規則第55条第6項。 問題数・形式・時間・手数料・合格率は消防試験研究センター「試験科目及び問題数」「試験の方法」「新規免状の交付」「試験実施状況 令和7年度」(2026年10月22日確認)。

仕事で必要なことから選ぶ

扱う危険物は丙種の範囲に収まるか
丙種の範囲はガソリン・灯油・軽油・第3石油類(重油・潤滑油・引火点130℃以上のものに限る)・第4石油類・動植物油類。特殊引火物・アルコール類・ガソリン以外の第1石油類(アセトン・トルエンなど)・灯油と軽油以外の第2石油類は範囲外なので、扱うなら乙4です。
免状のない人の作業に立ち会うか
立会いができるのは甲種・乙種だけです(消防法第13条第3項)。アルバイトなど免状のない人が危険物を扱う職場で立ち会う役割なら乙4です (ガソリンスタンドの仕事に乙4は必要?)。
危険物保安監督者になる予定があるか
保安監督者は甲種・乙種で実務6か月以上の人から選びます(消防法第13条第1項)。将来なる可能性があるなら乙4です (危険物保安監督者になる条件)。
どれにも当てはまらなければ丙種でも足りる
範囲内の危険物を自分で取り扱うだけなら丙種で可能です。丙種の試験は25問・4肢択一・1時間15分です(丙種の試験科目)。
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試験の範囲はどれだけ違うか

丙種の性消の対象は丙種が取り扱える危険物だけで、2科目目は物理学・化学を含まない「燃焼及び消火に関する基礎知識」です(危険物の規制に関する規則第55条第3項)。 乙4は第4類すべての性質に加えて、物理学・化学も出題されます(同条第2項)。丙種の性消・燃焼及び消火の範囲は乙4の範囲の中にあり、法令も科目名は同じです (丙種の勉強法)。

合格率は丙種のほうが高い数字ですが、差の理由は公表されていません(丙種の合格率と難易度)。 甲種を含めた3種類の全体像は甲種・乙種・丙種の違いで比較しています。

範囲の違いに関わるひっかけ(乙4)

保安監督者の資格要件
甲種・乙種+実務経験6か月以上。丙種は不可、移動タンク貯蔵所は選任不要。 → ひっかけを見る
アルコール類の定義
炭素数1〜3の飽和一価アルコール。変性アルコールを含む点がひっかけどころ。 → ひっかけを見る
第一石油類の引火点
引火点21度未満が第一石油類。21度ちょうどは第二石油類に入る。 → ひっかけを見る

よくある質問

Q. 丙種を取ってから乙4を受けると、科目免除はありますか?
A. ありません。乙種の科目免除は「一種類以上の乙種危険物取扱者免状の交付を受けている者」が対象で(危険物の規制に関する規則第55条第6項)、丙種の免状は含まれません。乙4は35問すべてを受けます。
Q. 会社から「危険物の資格を取って」と言われました。どちらを受ければいいですか?
A. 職場で扱う危険物と役割を確認してください。扱うのがガソリン・灯油・軽油・第3石油類(重油・潤滑油・引火点130℃以上のものに限る)・第4石油類・動植物油類の範囲だけで、自分が取り扱うだけなら丙種でも足ります。アルコール類などを扱う、免状のない人の作業に立ち会う、危険物保安監督者になる、のどれかが必要なら乙4です。迷う場合は勤務先と、所轄の消防機関に確認するのが確実です。
Q. 丙種と乙4の両方を受ける意味はありますか?
A. 乙4の免状で取り扱える範囲(第4類すべて)は丙種の範囲を含みます(危険物の規制に関する規則第49条)。乙4を持っていれば、取り扱える危険物の面では丙種を追加で取る必要はありません。

消防法(第13条・第13条の2・第13条の3・第16条の2・別表第一)、危険物の規制に関する政令(第31条の2・別表第三)、危険物の規制に関する規則(第48条の2・第49条・第53条の3・第55条・第55条の2・第57条・第58条の14)はe-Gov法令検索で本文を確認。試験の科目・問題数・時間・手数料・受験資格・FAQは一般財団法人消防試験研究センターの公表内容による(いずれも2026年10月22日確認)。

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