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丙種の合格率と難易度:乙4との差はどこにあるか

丙種の合格率は、令和7年度で48.0%。乙4の31.9%より高い数字です。 ただし、なぜ差があるのかを消防試験研究センターは公表していません。この記事では推測で理由を決めつけず、数字で確かめられる違い(問題数・選択肢・科目・範囲)を並べます。

結論
丙種の合格率は令和5年度48.4%・令和6年度49.3%・令和7年度48.0%。 乙4との形式の違いは、25問と35問、4肢と5肢、物理学・化学の科目がないこと、性消の対象が6品目に限られること。合格基準はどちらも科目ごとに60%以上です。
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ガソリン・灯油・軽油・重油、燃焼・消火、第4類の共通性状は乙4と共通する内容です。

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丙種の合格率の推移

年度丙種 受験者丙種 合格者丙種 合格率乙4 合格率
令和5年度21,042人10,188人48.4%32.0%
令和6年度20,687人10,199人49.3%31.7%
令和7年度19,969人9,593人48.0%31.9%

出典:一般財団法人消防試験研究センター「試験実施状況 令和7年度(令和7年4月〜令和8年3月)」(2026年10月22日確認)、一般財団法人消防試験研究センター「試験実施状況」令和7年度・令和6年度(年度累計。2026年10月22日確認)。

3年間、丙種の合格率は乙4を上回っています。一方で、令和7年度の甲種は34.0%、乙1〜乙6(乙4を除く)は62.1%〜67.6%で、種類ごとの数字は全種類の合格率一覧にまとめています。 合格率は受験する人の層にも左右されますが、センターは受験者の内訳を公表していないため、ここでは差の理由を断定しません。

確かめられる違い:問題数・選択肢・科目

丙種乙4
問題数25問35問
出題形式4肢択一5肢択一
試験時間1時間15分2時間
法令10問(6問以上で合格)15問(9問以上)
2科目目燃焼及び消火に関する基礎知識 5問(3問以上)基礎的な物理学及び基礎的な化学 10問(6問以上)
性質・消火10問(6問以上)
対象は丙種が扱える品目
10問(6問以上)
対象は第4類すべて

選択肢:丙種は4肢択一、乙種は5肢択一です(消防試験研究センター「試験の方法」)。

科目:乙種の2科目目「基礎的な物理学及び基礎的な化学」は物理学・化学・燃焼と消火の理論の3つで構成されますが、 丙種の2科目目は「燃焼及び消火に関する基礎知識」だけです(危険物の規制に関する規則第55条第2項・第3項)。物理学・化学の項目は、丙種の試験科目にありません。

範囲:丙種の性消は「丙種危険物取扱者の取り扱うことができる危険物」が対象です。ガソリン・灯油・軽油・一部の第3石油類・第4石油類・動植物油類に限られ、 特殊引火物やアルコール類は対象外です(同規則第49条・第55条第3項)。

反対に、落とせる問題の数は丙種のほうが少ない科目があります。燃焼及び消火は5問中3問が必要で、落とせるのは2問までです。科目ごとの足切りは乙4と同じ考え方です(乙4は何点で合格?)。

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合格率より大事な「できることの差」

丙種と乙4は、受かりやすさより先に取ったあと何ができるかが違います。丙種は免状のない人の取扱いに立ち会えず、危険物保安監督者にもなれません(消防法第13条)。 仕事で必要な範囲から選ぶ方法は丙種と乙4どっちを受ける?で比較しています。

丙種の範囲と重なるひっかけ

灯油・軽油の引火点
灯油40℃以上・軽油45℃以上で常温より高い。2つの数値の入れ替えとガソリンとの混同が定番。 → ひっかけを見る
除去消火と冷却消火
除去=可燃物を取り去る(ガス栓を閉める等)。冷却=注水などで熱を奪う。混同注意。 → ひっかけを見る
保安監督者の資格要件
甲種・乙種+実務経験6か月以上。丙種は不可、移動タンク貯蔵所は選任不要。 → ひっかけを見る

よくある質問

Q. 丙種の合格率は何%ですか?
A. 消防試験研究センターの公表で、令和7年度は受験者19,969人・合格者9,593人で48.0%でした。令和6年度は49.3%、令和5年度は48.4%です。
Q. 丙種は乙4より簡単ですか?
A. 合格率は丙種のほうが高い(令和7年度 丙種48.0%・乙4 31.9%)ものの、合格率は受験する人の層にも左右されるため、それだけで問題の難しさは比べられません。形式として確かなのは、丙種は25問・4肢択一で、乙4の35問・5肢択一より問題数と選択肢が少なく、物理学・化学の科目がないことです。
Q. 丙種は何点取れば合格ですか?
A. 科目ごとに60%以上です。法令10問中6問、燃焼及び消火5問中3問、性質・消火10問中6問以上が必要です。

消防法(第13条・第13条の2・第13条の3・第16条の2・別表第一)、危険物の規制に関する政令(第31条の2・別表第三)、危険物の規制に関する規則(第48条の2・第49条・第53条の3・第55条・第55条の2・第57条・第58条の14)はe-Gov法令検索で本文を確認。試験の科目・問題数・時間・手数料・受験資格・FAQは一般財団法人消防試験研究センターの公表内容による(いずれも2026年10月22日確認)。

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