消防設備士の科目免除:電気工事士・他の類の免状で免除される問題
消防設備士は、他の類の消防設備士免状や電気工事士などを持っていると、試験の一部が免除されます。 ただし、どの資格で何が免除されるかは受ける類によって違います。乙6と甲4を中心に、消防試験研究センターの一覧表どおりに整理します。
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甲4(自動火災報知設備等)の免除
| 持っている資格 | 免除される問題 | 試験時間 |
|---|---|---|
| なし(一般受験者) | なし | 3時間15分 |
| 甲種第1〜3・5類の消防設備士免状 | 消防関係法令の共通部分(8問) | 3時間 |
| 電気工事士(第一種・第二種) | 基礎的知識(電気10問)、構造・機能の電気部分(12問)、実技の鑑別等1問 | 2時間30分 |
| 電気主任技術者(第一種〜第三種) | 基礎的知識(電気10問)、構造・機能の電気部分(12問) | 2時間30分 |
| 甲種第1〜3・5類の免状+電気工事士 | 法令の共通部分、基礎的知識、構造・機能の電気部分、鑑別等1問 | 1時間45分 |
出典:消防試験研究センター「試験の一部免除・試験時間・試験問題数一覧表(甲種)」。ほかに技術士(電気電子部門)などの区分もあります。甲種特類は免除がありません。
電気工事士で免除されるのは電気の基礎と構造・機能の「電気部分」で、規格(8問)と法令は残ります。 免除後の合格ラインの数え方は消防設備士は何点で合格?で解説しています。
乙6(消火器)の免除
| 持っている資格 | 免除される問題 | 試験時間 |
|---|---|---|
| なし(一般受験者) | なし | 1時間45分 |
| 甲種第1〜4類または乙種第1〜4・7類の消防設備士免状 | 消防関係法令の共通部分(6問) | 1時間30分 |
| 甲種第5類または乙種第5類の消防設備士免状 | 消防関係法令の共通部分(6問)と基礎的知識(機械5問) | 1時間15分 |
| 電気工事士・電気主任技術者 | なし | 1時間45分 |
出典:消防試験研究センター「試験の一部免除・試験時間・試験問題数一覧表(乙種)」。ほかに技術士(機械部門)などの区分もあります。
乙6は機械系の類なので、電気工事士・電気主任技術者を持っていても免除はありません。 また、乙種第5類と乙種第6類には特定の消防団員(5年以上消防団員として勤務し、かつ消防学校の教育訓練のうち専科教育の機関科を修了していること)の免除があり、筆記の一部と実技の一部が免除されます。
乙4・乙7の免除(電気系の乙種)
乙4(自動火災報知設備等の整備)と乙7(漏電火災警報器)は電気系の類です。他の類の消防設備士免状で法令の共通部分などが免除され、 電気工事士・電気主任技術者で基礎的知識と構造・機能の電気部分が免除されます(乙7は電気工事士で鑑別等も免除)。 また、複数受験の実施は支部により異なる。電気工事士免状があれば、一部免除により第4類と第7類を同一時間帯に受験できる(消防試験研究センター よくある質問)。細かい組み合わせは乙種の一覧表で確認してください。
免除を受けるための条件
- 免状の交付が済んでいること:免除を受けるには受験申請時までに免状の交付を受けている必要がある(試験に合格しただけでは免除されない)。
- 受験申請の時に申請すること:免除は申請によって受けます。証明書類(免状のコピーなど)が必要です。
- 合格基準は変わらない:免除された問題を除いた残りで、各科目40%以上・全体60%以上・実技60%以上。
自分の資格で免除が受けられるかの個別の判断は、受験する都道府県の支部(東京は中央試験センター)に確認してください。
どの順番で取ると免除が効くか
免除は「先に持っている免状・資格」で決まります。乙6の免状は甲4の免除の一覧に載っていない一方、甲4の免状は乙6の法令の共通部分の免除になります。 乙6と甲4のどちらから受けるかは乙6と甲4どっちから?で比較しています。
よくある質問
出典:消防法・消防法施行令・消防法施行規則(e-Gov法令検索)、一般財団法人消防試験研究センター「消防設備士試験」受験案内・試験科目及び問題数・試験の方法・受験資格・試験の一部免除一覧表・試験実施状況(令和7年度)・よくある質問(2026年10月23日確認)。
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