消防設備士 乙6の難易度と合格率:試験科目と勉強の順番
乙6(乙種第6類)は、消火器の整備(点検を含む)ができる消防設備士の免状です。 受験資格がなく、令和7年度は消防設備士の中で最も受験者が多い種類でした。合格率と試験の構造から、どこで点を落としやすいかを整理します。 なお、危険物取扱者の「乙6」(第6類 酸化性液体)とは別の資格です。
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乙6の合格率(令和7年度・令和6年度)
| 年度 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 32,400人 | 11,541人 | 35.6% |
| 令和6年度 | 25,835人 | 9,345人 | 36.2% |
合格率は受験者の準備状況や免除の有無でも変わるため、数字だけで「簡単」「難しい」とは言えません。 試験の側から見ると、不合格になりやすい構造は次の2つです。
試験科目と問題数
| 筆記の科目 | 問題数 | 科目ごとの最低ライン(40%) |
|---|---|---|
| 消防関係法令(共通6問・類別4問) | 10問 | 4問以上 |
| 基礎的知識(機械) | 5問 | 2問以上 |
| 構造・機能・整備(機械9問・規格6問) | 15問 | 6問以上 |
| 筆記の合計(全体60%以上) | 30問 | 18問以上 |
| 実技(60%以上) | 鑑別等5問(記述式) | |
出典:消防法施行規則第33条の10、消防試験研究センター「試験科目及び問題数」・「試験の方法」。筆記は4肢択一式、試験時間は1時間45分。
構造・機能・整備の15問には、消火器の構造・点検整備(9問)と、消火器や消火薬剤の規格(6問)が含まれます。
点を落としやすい2つの構造
1つ目は科目ごとの足切りです。全体で60%を超えていても、どれか1科目が40%に届かなければ不合格です。 乙6では機械の基礎が5問なので、2問取れないとそこで終わります。
2つ目は記述式の実技です。鑑別等は写真やイラストなどを見て、記述式で答えます。 マークシートの筆記と違い、選択肢から選べないので、名称や数値を正確に書ける状態にしておく必要があります。 具体的な点数の数え方は消防設備士は何点で合格?で解説しています。
受験資格・試験時間・手数料
乙種は誰でも受験できるため、学生でも実務経験がなくても受けられます。試験時間は1時間45分、試験手数料は4,400円です。 甲種第1〜4類や乙種第1〜4・7類などの免状を持っていると法令の共通部分が免除されます(科目免除の一覧)。
勉強の順番の概略
- 消火器の構造・点検整備:問題数がいちばん多い科目の中心です。消火器の種類ごとの加圧方式や部品を先に押さえると、規格と実技の理解も進みます。
- 消火器・消火薬剤の規格:数値が中心です。似た数字の入れ替えに引っかからないよう、○×で確認します。
- 法令(共通→類別):共通部分は他の類と同じ範囲です。類別は消火器の設置基準が中心です。
- 機械の基礎:問題数が少ないぶん足切りに直結します。力・材料・圧力の基本を落とさない範囲で固めます。
- 実技(鑑別等):筆記で覚えた名称・数値を「書ける」状態にします。
各段階の進め方は消防設備士の勉強の順番にまとめています。
よくある質問
出典:消防法・消防法施行令・消防法施行規則(e-Gov法令検索)、一般財団法人消防試験研究センター「消防設備士試験」受験案内・試験科目及び問題数・試験の方法・受験資格・試験の一部免除一覧表・試験実施状況(令和7年度)・よくある質問(2026年10月23日確認)。
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