消防設備士は独学で受かる?乙6・甲4の勉強の順番
消防設備士の独学では、どの順番で何を覚えるかを先に決めておくと迷いません。 順番を決める材料は、試験の構造(科目ごとの足切り・全類共通の法令・記述式の実技)です。乙6と甲4を例に整理します。
無料・登録不要・すぐ始まる
独学の前に:過去問の扱いを知っておく
消防試験研究センターは過去の問題の一部のみ公開(令和7年度以前に出題したもの)しています。試験問題の著作権は消防試験研究センターが保有で、教育目的(非営利)を除き、許可なく複製・転用などの二次利用は禁止です。 同センターは参考書や問題集の出版・販売をしていないため、独学の教材は市販の参考書や問題集、条文が中心になります。
消防試験研究センター「過去に出題された問題」で公開分を確認し、出題の形式(四肢択一・記述式)に慣れておくと、本番で戸惑いません。
順番1:法令の共通部分から始める
消防関係法令は「共通部分」と「類別部分」に分かれています。共通部分は乙6で6問、甲4で8問出題され、範囲はどの類も同じです。 覚えた内容は他の類を受けるときにも使え、免状を取ったあとは他の類の試験で共通部分が免除される組み合わせもあります(例:乙6の受験で「甲種第1〜4類または乙種第1〜4・7類の消防設備士免状」)。
共通部分の覚え方は消防設備士の法令(共通)の覚え方にまとめています。
順番2:構造・機能と規格を並べて覚える
構造・機能の科目は問題数が最も多く、乙6は15問(うち規格6問)、甲4は20問(うち規格8問)です。 規格は省令で決まった数値が中心なので、「数字を1つだけ変えた文」で正誤を問われても見抜けるよう、○×で確認するのが向いています。
構造(仕組み)を先に理解してから規格の数値を覚えると、数値の意味がつながって覚えやすくなります。
順番3:問題数の少ない科目で足切りを避ける
筆記は全体で60%を超えていても、1科目でも40%に届かないと不合格です。問題数の少ない科目ほど、1問の重みが大きくなります。
- 乙6の機械の基礎:5問中2問以上
- 乙6の法令:10問中4問以上
- 甲4の電気の基礎:10問中4問以上
苦手な科目を「捨てる」と、ほかがどれだけ取れていても届きません。合格ラインの数え方は消防設備士は何点で合格?で解説しています。
甲4のひっかけを解く(電気の基礎・自火報) →登録不要・インストール不要
順番4:実技は記述式で仕上げる
実技は写真・イラスト・図面などを使った記述式で、合格には60%以上が必要です。乙6は鑑別等5問、甲4は鑑別等5問と製図2問です。 選択肢がないため、筆記で覚えた名称・数値を紙に書き出して確認する段階を最後に入れます。 実技の答え方は消防設備士の実技(鑑別)対策へ。
勉強時間の目安について
消防設備士の勉強時間を示す公的なデータはないため、この記事では時間の目安を出していません。 「何時間やったか」より「各科目で40%を割らない状態になったか」を基準に、間違えた論点だけを繰り返すのが確実です。
よくある質問
出典:消防法・消防法施行令・消防法施行規則(e-Gov法令検索)、一般財団法人消防試験研究センター「消防設備士試験」受験案内・試験科目及び問題数・試験の方法・受験資格・試験の一部免除一覧表・試験実施状況(令和7年度)・よくある質問(2026年10月23日確認)。
消防設備士乙6の○×ドリルを始める →登録不要・インストール不要