消防設備士は乙6と甲4どっちから?できる仕事・受験資格・免除で比較
乙6と甲4は、消防設備士の中で受験者がとくに多い2つです。どちらから受けるかは、やりたい仕事(扱う設備と、工事か整備か)と、甲種の受験資格を持っているかで決まります。科目免除のつながりは向きによって違うので、一次資料どおりに整理します。
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乙6と甲4の比較表
| 乙6 | 甲4 | |
|---|---|---|
| 対象の設備 | 消火器 | 自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関へ通報する火災報知設備など |
| できる作業 | 整備(点検を含む) | 工事・整備(点検を含む) |
| 受験資格 | 誰でも受験できる | 必要 |
| 筆記 | 30問(基礎は機械5問) | 45問(基礎は電気10問) |
| 実技 | 鑑別等5問 | 鑑別等5問・製図2問 |
| 試験時間・手数料 | 1時間45分・4,400円 | 3時間15分・6,600円 |
| 合格率(令和7年度) | 35.6% | 34.5% |
出典:消防法施行規則第33条の3・第33条の10、消防試験研究センター「試験の方法」・「試験実施状況 令和7年度」。合格基準はどちらも筆記の各科目40%以上・全体60%以上、実技60%以上。
できる仕事の違い:工事ができるのは甲種だけ
甲種は工事と整備、乙種は整備(点検を含む)ができます(消防法第17条の6・消防法施行規則第33条の3)。 乙6は消火器の整備、甲4は自動火災報知設備・ガス漏れ火災警報設備などの工事と整備が対象です。 甲種が工事をするときは、着工の10日前までに消防長または消防署長への届出が必要です(消防法第17条の14)。
職場で求められている設備が決まっているなら、その設備の類を選ぶのが基本です。 どの設備がどの類かは消防設備士とはの一覧で確認できます。
受験資格の違い
乙6は誰でも受験できる。甲4は、電気工事士(第一種・第二種)・電気主任技術者の免状、乙種免状の交付後2年以上の整備の経験、 工事の補助5年以上、指定の学科の卒業などのいずれかが必要です。 なお、認定電気工事従事者の認定証では甲種の受験資格になりません(消防試験研究センター よくある質問)。 一覧は甲種消防設備士の受験資格にまとめています。
科目免除のつながり:向きによって違う
「乙6を先に取ると甲4が楽になる」とは一次資料からは言えません。免除の一覧表で確認できるのは次のとおりです。
| 先に持っている資格 | 次に受ける試験 | 免除 |
|---|---|---|
| 乙6の免状 | 甲4 | 一覧表に記載なし |
| 甲4の免状 | 乙6 | 消防関係法令の共通部分(6問) |
| 電気工事士 | 甲4 | 基礎的知識(電気10問)、構造・機能の電気部分(12問)、実技の鑑別等1問 |
| 電気工事士 | 乙6 | なし |
出典:消防試験研究センター「試験の一部免除・試験時間・試験問題数一覧表」甲種・乙種。免除を受けるには、受験申請の時までに免状の交付を受けている必要があります。
乙6と甲4のつながりとして確実なのは、法令の共通部分が同じ範囲だということです。共通部分は乙6で6問、甲4で8問出題されます。 免除の全体は消防設備士の科目免除へ。
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迷ったときの決め方
- 甲種の受験資格がない:甲4は受けられないので、乙6など乙種から。
- 電気工事士を持っている:甲4の受験資格があり、甲4では電気の基礎と構造・機能の電気部分が免除されます。乙6では電気工事士の免除はありません。
- 仕事で扱う設備が決まっている:その設備の類を優先します。
よくある質問
出典:消防法・消防法施行令・消防法施行規則(e-Gov法令検索)、一般財団法人消防試験研究センター「消防設備士試験」受験案内・試験科目及び問題数・試験の方法・受験資格・試験の一部免除一覧表・試験実施状況(令和7年度)・よくある質問(2026年10月23日確認)。
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