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乙4の語呂合わせより「数字の規則」で覚える。指定数量・引火点・保安距離

乙4の数字を語呂合わせで覚えようとして、どの語呂がどの数字だったか分からなくなる——そんなときは数字どうしの規則で覚えるのが近道です。 規則なら、1つ思い出せれば残りを導けます。このページの数字は、すべて政令・消防法の条文を確認したデータから自動で表示しています。

結論
①指定数量は(非水溶性で比べると)品名の順に大きくなる、②第一〜第三石油類の水溶性は2倍、③石油類の引火点区分は21→70→200→250℃でつながる、④保安距離は住居10mの2・3・5倍、 ⑤小さいほう3m・大きいほう5mの組。この5つで、覚える数字がぐっと減ります。
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規則1:指定数量は品名の順に大きくなる

政令別表第三の第4類を、水溶性を除いて上から並べると、数字は一度も下がりません。

品名指定数量
特殊引火物50L
第一石油類200L
アルコール類400L
第二石油類1,000L
第三石油類2,000L
第四石油類6,000L
動植物油類10,000L

一覧と物品の例は指定数量の覚え方、品名の定義は第4類危険物の一覧へ。

規則2:第一〜第三石油類は「水溶性は2倍」

第一石油類:非水溶性 200L → 水溶性 400L
非水溶性の数字を覚えれば、水溶性は2倍で出せます。
第二石油類:非水溶性 1,000L → 水溶性 2,000L
非水溶性の数字を覚えれば、水溶性は2倍で出せます。
第三石油類:非水溶性 2,000L → 水溶性 4,000L
非水溶性の数字を覚えれば、水溶性は2倍で出せます。

アルコール類(400L)と第四石油類(6,000L)・特殊引火物(50L)・動植物油類(10,000L)には、水溶性・非水溶性の区分がありません。

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規則3:石油類の引火点区分は「前の上限=次の下限」

消防法 別表第一の備考では、第一〜第四石油類の引火点の範囲がすき間なくつながっています(1気圧での値)。

品名引火点
第一石油類21℃未満
第二石油類21℃以上70℃未満
第三石油類70℃以上200℃未満
第四石油類200℃以上250℃未満

覚えるのは境目の21・70・200・250の4つだけ。「以上」と「未満」は、境目の数字が上の区分(引火点が高いほう)に入ると覚えます。 このほか、特殊引火物は「発火点100℃以下」または「引火点-20℃以下で沸点40℃以下」、 動植物油類は引火点250℃未満です。物品ごとの引火点は引火点の覚え方へ。

規則4:保安距離は住居10mの何倍か

製造所の保安距離(屋内貯蔵所・屋外タンク貯蔵所・屋外貯蔵所・一般取扱所も同じ規定を準用)を、住居を基準に並べると次のとおりです。

守る対象保安距離住居との比
住居10m以上1倍
高圧ガス施設など20m以上2倍
学校・病院・劇場など30m以上3倍
重要文化財など50m以上5倍

対象の範囲や、保安距離が必要な施設は保安距離の覚え方と保有空地へ。

規則5:「3mと5m」の組で覚える

特別高圧架空電線の保安距離は、使用電圧7,000V超35,000V以下で3m以上、35,000V超で5m以上。 製造所の保有空地の幅は、指定数量の倍数が10以下で3m以上、10を超えると5m以上。 どちらも「小さいほう3m・大きいほう5m」です(この並べ方は当サイトの覚え方で、2つの規定に関係があるわけではありません)。

規則で覚えた数字が問われるひっかけ

アセトンの指定数量(水溶性)
アセトンは第一石油類だが水溶性なので400L。ガソリンの200Lと取り違えさせる。 → ひっかけを見る
第二石油類の引火点
21度以上70度未満。境界の「以上/未満」「超え」のすり替えを狙われる。 → ひっかけを見る
学校・病院の保安距離
学校・病院・劇場など多数の人を収容する施設は30m以上。住居の10mと混同させてくる。 → ひっかけを見る

よくある質問

Q. ネットの語呂合わせで覚えても大丈夫ですか?
A. どの語呂で覚えても構いませんが、最後は数字を法令の原文(指定数量は危険物の規制に関する政令 別表第三、引火点の区分は消防法 別表第一の備考)と突き合わせてください。この記事の数字は、それらの条文を確認した当サイトの一次資料データから表示しています。
Q. 指定数量で最低限覚える数字はいくつですか?
A. 第4類の指定数量は10区分ありますが、第一〜第三石油類の水溶性は非水溶性の2倍なので、覚えるのは7個です(特殊引火物50・第一石油類200・アルコール類400・第二石油類1,000・第三石油類2,000・第四石油類6,000・動植物油類10,000、単位L)。
Q. 保安距離の数字が覚えられません。
A. 住居10mを基準にすると、高圧ガス施設など20m(2倍)、学校・病院・劇場など30m(3倍)、重要文化財など50m(5倍)です。守る対象が並ぶ順番と倍率をセットで覚えると、数字の入れ替えに強くなります。

参考:一般財団法人消防試験研究センター「試験科目」「試験の方法」「よくある質問」「合格発表」「試験実施状況」「令和8年度 試験日程」、危険物の規制に関する政令 別表第三、危険物の規制に関する規則 第58条の14(e-Gov法令検索)。2026年10月21日時点の公表内容に基づく。日程・手続きは受験する都道府県の案内で必ず確認してください。 指定数量は危険物の規制に関する政令 別表第三、品名と引火点の区分は消防法 別表第一の備考、 保安距離は危険物の規制に関する政令 第9条第1項第1号・危険物の規制に関する規則 第12条、保有空地は同政令 第9条第1項第2号ほか(e-Gov法令検索で確認)。 「規則」の整理と覚え方は当サイトのオリジナルです。

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