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乙5(第5類 自己反応性物質)の試験:合格率と科目免除

乙5は第5類(自己反応性物質)を扱うための乙種の免状です。令和7年度の合格率は62.1%。 乙4の免状があれば性消10問・35分で受けられます。 第5類は第1類と並んで、火薬類の免状による科目免除がある類です。

結論
乙5は令和7年度 合格率62.1%(受験者10,972人)。乙種免状があれば性消10問・35分、 火薬類の免状なら24問・1時間30分、両方あれば性消5問。 指定数量は第一種自己反応性物質10kg・第二種100kg。甲種の受験資格(4種類)では必須の枠です。
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乙4などの免状があれば、乙5は性消10問だけ。第5類の共通性状のエリアは無料・登録不要。科目免除の10問模試つき。

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乙5の試験の形式と科目免除

乙種はどの類も同じ形式で、免除がなければ35問(法令15・物化10・性消10)・5肢択一・2時間、試験手数料は5,300円です。 乙種の免状を1つでも持っていれば、法令と物化が免除されます。

受け方出題と試験時間
免除なし法令 15問
物化 10問
性消 10問
計35問・2時間
乙種免状で免除法令 全部免除
物化 全部免除
性消 10問
計10問・35分
火薬類免状で免除法令 15問
物化 4問(一部免除)
性消 5問(一部免除)
計24問・1時間30分
乙種+火薬類免状で免除法令 全部免除
物化 全部免除
性消 5問(一部免除)
計5問・35分

出典:一般財団法人消防試験研究センター「試験科目及び問題数」「よくある質問(危険物取扱者試験)」(2026年10月21日確認)。免除の条件は「合格」ではなく免状の交付を受けていること。詳しくは乙種の科目免除で解説しています。

乙5の合格率(乙4との比較)

年度乙5 受験者乙5 合格率乙4 合格率
令和5年度11,027人68.4%32.0%
令和6年度11,211人63.8%31.7%
令和7年度10,972人62.1%31.9%

令和7年度の乙5は受験者10,972人・合格者6,815人で、合格率は62.1%でした。 乙4(31.9%)より高い数字ですが、消防試験研究センターは類ごとの合格率の差の理由を公表していません。 制度として確かなのは、乙種免状を持つ人は乙5を性消10問だけで受けられることです。 乙4の合格率については乙4の合格率、全種類の一覧は危険物取扱者試験の全種類ガイドにまとめています。

出典:一般財団法人消防試験研究センター「試験実施状況 令和7年度(令和7年4月〜令和8年3月)」(2026年10月22日確認)、一般財団法人消防試験研究センター「試験実施状況」令和7年度・令和6年度(年度累計。2026年10月22日確認)。

第5類(自己反応性物質)とは

消防法別表第一で、第5類の性質は「自己反応性物質」です。加熱分解などにより比較的低温で多量の熱を発生し、爆発的に反応が進行する固体・液体。品名は次のとおりです(このほか政令で定めるもの、これらを含有するものも第5類)。

第1類〜第6類の違いを1つの表で見るなら危険物の第1類〜第6類の違いへ。

第5類の指定数量

品名・性質の区分指定数量
第一種自己反応性物質10kg
第二種自己反応性物質100kg

出典:危険物の規制に関する政令 別表第三(e-Gov法令検索で本文を確認)。第1類〜第3類・第5類の「第一種」「第二種」などの区分は、同表の備考に定める試験の結果で決まります。 液体の第4類だけが「リットル」、他の類は「キログラム」です(第4類は乙4の指定数量の覚え方)。

火薬類の免状による免除(第1類と共通)

危険物の規制に関する規則第55条第5項により、第1類または第5類の乙種試験では、火薬類の免状を持つ人は申請により物理学・化学の一部と性消の一部が免除されます。 内訳は消防試験研究センターの公表で、火薬類の免状だけなら24問・1時間30分、乙種免状もあれば性消5問・35分です。 乙4(第4類)は火薬類の免状による免除の対象外です(乙1も同じ条件)。

第5類と第4類の取り違えに注意

第5類の品名には「ニトロ化合物」がありますが、ニトロ基をもつニトロベンゼンは第4類の第三石油類です。 乙4の性消では、こうした名前の似た物質の類の取り違えが出題されます。第5類の指定数量は第一種10kg・第二種100kgで、 どちらに当たるかは政令の圧力容器試験の結果で決まります(危険物の規制に関する政令 別表第三 備考)。

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乙4の試験でも出る第5類の知識

乙4の法令・性消でも、他の類との区別が出題されます。○×で確かめられます。

第5類は自己反応性
第5類は分子内に酸素を含むものが多く、加熱分解などで爆発的に反応する自己反応性物質。酸素供給を断つ窒息消火は効果が期待できない。 → ひっかけを見る
ニトロベンゼンは第5類ではない
ニトロ基を持つが爆発性はなく第4類の第三石油類。有毒で水より重い。 → ひっかけを見る
混載の可否
第4類は第2類・第3類・第5類と混載可、第1類・第6類とは混載禁止。 → ひっかけを見る
○か×か:第5類の危険物は分子内に酸素を含むものが多く、外部からの酸素供給を断つ窒息消火では効果が期待できない。
答えと解説を見る →
○か×か:ニトロベンゼンはニトロ基を持つため、自己反応性物質として第5類の危険物に区分される。
答えと解説を見る →
○か×か:第4類の危険物と第5類の危険物は、混載して運搬することができる。
答えと解説を見る →

よくある質問

Q. 乙4を持っていると、乙5の試験は何問ですか?
A. 法令と物理化学が免除され、性質・消火の10問・35分だけです。条件は乙種免状の交付を受けていることです。
Q. 火薬類の免状で乙5の科目は免除されますか?
A. されます。火薬類製造保安責任者免状(甲・乙・丙)または火薬類取扱保安責任者免状(甲・乙)を持つ人は、第1類・第5類の乙種試験で法令15問・物化4問・性消5問の24問・1時間30分になります。乙種免状もあれば性消5問・35分です。
Q. ニトロベンゼンは第5類ですか?
A. 第5類ではなく、第4類の第三石油類です。品名の「ニトロ化合物」(第5類)と名前が似ているため、乙4でもすり替えのひっかけとして出ます。
Q. 甲種の受験資格を乙種4種類でそろえるとき、乙5は必要ですか?
A. 必要です。組合せ「第1類又は第6類」「第2類又は第4類」「第3類」「第5類」のうち、第5類には代わりになる類がありません。

消防法(第13条・第13条の2・第13条の3・第16条の2・別表第一)、危険物の規制に関する政令(第31条の2・別表第三)、危険物の規制に関する規則(第48条の2・第49条・第53条の3・第55条・第55条の2・第57条・第58条の14)はe-Gov法令検索で本文を確認。試験の科目・問題数・時間・手数料・受験資格・FAQは一般財団法人消防試験研究センターの公表内容による(いずれも2026年10月22日確認)。

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