「霧状・染み込みの危険」のひっかけ問題と覚え方
灯油・軽油は霧状や布に染み込んだ状態なら引火点以下でも引火の危険。「常温なら絶対安全」の断定は✕。
実際に出るひっかけ問題(○×)
灯油は引火点が常温より高いので、どのような状態であっても常温で引火する危険はない。
答え:×罠ワード「どのような状態であっても」
前半は正しい知識なので、「どのような状態であっても」という断定を読み飛ばすとひっかかります。灯油は霧状(ミスト)になると表面積が一気に増え、液温が引火点以下でも引火する危険があります。布や紙に染み込んだ状態も同様に引火しやすくなります。試験では「必ず」「絶対に」「どのような場合でも」という断定表現が出たら疑うのが鉄則です。
覚え方:霧と染み込みは引火点無視。「どのような状態でも安全」は✕ワード。
この問題だけのページで見る →軽油は霧状にすると、液温が引火点以下であっても引火する危険がある。
答え:○罠ワード「霧状」
「引火点以下なのに引火する」という表現が矛盾に見えて✕にしてしまう問題です。引火点は液面から出る蒸気を前提にした温度で、霧状になった細かい液滴はこの前提が崩れます。表面積が桁違いに大きくなり空気と混ざりやすくなるため、引火点以下でも引火の危険があり、この記述は正しいです。灯油・軽油の「霧状は別ルール」を例外として覚えておきましょう。
覚え方:霧状=引火点のルール適用外。細かい粒は燃えやすい。
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「ガソリン・灯油・軽油・重油」のほかのひっかけ
ガソリンの引火点
-40℃以下。冬の屋外でも常に引火の危険。灯油の40℃と入れ替えるひっかけが定番。
ガソリンの発火点
約300℃で灯油・軽油(約220℃)より高い。「引火点が低いから発火点も低い」は✕。
ガソリンの燃焼範囲
約1.4〜7.6vol%。下限が低く薄い蒸気でも燃える。上限を超えた濃い蒸気は燃えない。
ガソリンの色
本来は無色だが、自動車用ガソリンはオレンジ系に着色されている。「無色のまま販売」は✕。
ガソリンと静電気
電気の不導体で静電気が蓄積しやすい。注入時は流速を抑え、接地(アース)する。
ガソリン蒸気の重さ
蒸気比重3〜4で空気より重く、低所に滞留する。「軽くて天井に溜まる」は✕。