「トルエンの性状」のひっかけ問題と覚え方
引火点4℃で第一石油類では0℃以上組だが、夏の常温では引火の危険。水には溶けない。
実際に出るひっかけ問題(○×)
トルエンの引火点は約4℃であり、夏の常温では引火の危険がある。
答え:○罠ワード「約4℃」
引火点が0℃以上と聞くと「常温では安全」と誤解しやすい問題です。トルエンの引火点は約4℃で、ガソリン(-40℃以下)ほどではないものの常温よりはるかに低く、春から秋の気温では常に引火の危険があります。第一石油類の中では「引火点が0℃以上の例」として出題される物質です。「トルエンはヨン(4)℃」と音で覚えてしまいましょう。
覚え方:トルエンは4℃。「ト・ル・エ・ン」の4文字と4℃をひもづける。
この問題だけのページで見る →トルエンは水によく溶けるため、流出した場合は大量の水で希釈して処理するのがよい。
答え:×罠ワード「水によく溶ける」
処理方法まで書いてもっともらしく見せる、前提すり替え型のひっかけです。トルエンは水にほとんど溶けない非水溶性の第一石油類で、「水によく溶ける」という前提が誤りです。水より軽いため、水をかけると水面に浮いて燃え広がるおそれさえあります。ベンゼン・トルエン・キシレンの芳香族3兄弟はそろって非水溶性、とグループで覚えてください。
覚え方:ベンゼン・トルエン・キシレンは3つとも水に溶けない。芳香族は水嫌い。
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「ガソリン・灯油・軽油・重油」のほかのひっかけ
ガソリンの引火点
-40℃以下。冬の屋外でも常に引火の危険。灯油の40℃と入れ替えるひっかけが定番。
ガソリンの発火点
約300℃で灯油・軽油(約220℃)より高い。「引火点が低いから発火点も低い」は✕。
ガソリンの燃焼範囲
約1.4〜7.6vol%。下限が低く薄い蒸気でも燃える。上限を超えた濃い蒸気は燃えない。
ガソリンの色
本来は無色だが、自動車用ガソリンはオレンジ系に着色されている。「無色のまま販売」は✕。
ガソリンと静電気
電気の不導体で静電気が蓄積しやすい。注入時は流速を抑え、接地(アース)する。
ガソリン蒸気の重さ
蒸気比重3〜4で空気より重く、低所に滞留する。「軽くて天井に溜まる」は✕。