「重油の燃焼の危険」のひっかけ問題と覚え方
硫黄を含み、燃えると有毒な二酸化硫黄(亜硫酸ガス)を発生。いったん燃えると液温が高く消火困難。
実際に出るひっかけ問題(○×)
重油は硫黄を含むため、燃焼すると有毒な二酸化硫黄(亜硫酸ガス)を発生する。
答え:○罠ワード「亜硫酸ガス」
発生ガスの名前がやや専門的なため、正しい記述でも判断に迷う問題です。重油は硫黄分を含んでおり、燃焼するとその硫黄が酸化されて二酸化硫黄(亜硫酸ガス)になります。二酸化硫黄は有毒で、火災時には燃焼熱だけでなくガスによる危険もあります。「硫黄入りの油が燃えれば硫黄の酸化物が出る」と理屈で押さえれば忘れません。
覚え方:重油は硫黄入り。燃やせば硫黄+酸素=二酸化硫黄(亜硫酸ガス)。
この問題だけのページで見る →重油は引火点が高いため、いったん燃え始めた場合でも消火は比較的容易である。
答え:×罠ワード「消火は比較的容易」
「引火しにくい=消しやすい」と連想させるひっかけです。引火点が高いのは燃え始めにくいという意味であって、消しやすさとは関係ありません。重油はいったん燃え始めると液温が非常に高くなり、大量の熱を持つため消火は困難です。「火がつきにくいものほど、ついた後は手強い」という逆転の関係で覚えてください。
覚え方:引火点の高さは着火のハードル。消火の難易度は別問題で、重油は消しにくい。
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「ガソリン・灯油・軽油・重油」のほかのひっかけ
ガソリンの引火点
-40℃以下。冬の屋外でも常に引火の危険。灯油の40℃と入れ替えるひっかけが定番。
ガソリンの発火点
約300℃で灯油・軽油(約220℃)より高い。「引火点が低いから発火点も低い」は✕。
ガソリンの燃焼範囲
約1.4〜7.6vol%。下限が低く薄い蒸気でも燃える。上限を超えた濃い蒸気は燃えない。
ガソリンの色
本来は無色だが、自動車用ガソリンはオレンジ系に着色されている。「無色のまま販売」は✕。
ガソリンと静電気
電気の不導体で静電気が蓄積しやすい。注入時は流速を抑え、接地(アース)する。
ガソリン蒸気の重さ
蒸気比重3〜4で空気より重く、低所に滞留する。「軽くて天井に溜まる」は✕。