「油火災に水が不適な理由」のひっかけ問題と覚え方
油の多くは水より軽く水面に浮くため、注水すると燃えたまま燃焼面が広がる。「水より重く沈むから」と理由をすり替えて出る。
実際に出るひっかけ問題(○×)
ガソリン火災に注水すると、ガソリンが水より軽いため水面に浮き、燃えたまま燃焼面が広がるおそれがある。
答え:○罠ワード「水より軽い」
油火災に水が不適な理由を正しく説明した記述で○です。ガソリンの比重は約0.65〜0.75と水より小さいため、注水するとガソリンは水面に浮き、火がついたまま水の流れに乗って燃焼面が広がります。理由まで正しく述べられているかを確認するのがこのタイプの問題のコツです。「浮く→広がる→注水NG」と因果で覚えましょう。
覚え方:油は水に浮く(比重<1)。水をまく=火を運ぶ。
この問題だけのページで見る →油火災に注水が不適当なのは、油が水より重く水中に沈み、消火剤が液面に届かなくなるためである。
答え:×罠ワード「水より重く」
結論(注水は不適当)が正しいため、理由を読み飛ばすと○にしてしまう問題です。正しい理由は、油の多くが水より軽く水面に浮き、燃えたまま燃焼面が広がるためです。「沈むから」ではなく「浮くから」危険なのです。結論だけでなく理由の正誤まで読むのが、ひっかけ対策の基本です。
覚え方:結論○でも理由✕なら誤り。油は「沈む」ではなく「浮く」。
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「第4類の共通性状」のほかのひっかけ
蒸気は空気より重い
第4類の蒸気はすべて空気より重く(蒸気比重は1より大きい)、低所に滞留する。「空気より軽い」「天井付近にたまる」は誤り。
液比重の例外
水より軽いものが多いが、二硫化炭素・酢酸・クロロベンゼン・ニトロベンゼン・グリセリンなど水より重い例外がある。「すべて水より軽い」は✕。
水溶性の例外
水に溶けないものが多いが、アルコール・アセトン・グリセリンなど水によく溶けるものもある。「いずれも水に溶けない」は✕。
電気の不導体で静電気が蓄積
第4類の多くは電気の不導体で、流動・かくはんにより静電気が発生・蓄積しやすい。放電火花が点火源になる。「良導体」は誤り。
引火点を持つ液体
第4類はすべて引火点を有する引火性液体。ただし霧状にしたり布に染み込ませると、引火点以下の液温でも引火の危険がある。
常温で液体
第4類の危険物は常温(20℃)でいずれも液体。「固体のものも含まれる」は誤り(固体で引火しやすいものは第2類の引火性固体)。