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引火点を持つ液体」のひっかけ問題と覚え方

第4類はすべて引火点を有する引火性液体。ただし霧状にしたり布に染み込ませると、引火点以下の液温でも引火の危険がある。

実際に出るひっかけ問題(○×)

問題 1

第4類の危険物は引火点を有する液体であり、液温が引火点以上になると点火源により引火する。

答え:罠ワード「引火点

定義どおりの文なのに、言い回しが硬いと不安になって✕にしてしまうタイプの問題です。第4類の危険物は引火性液体で、液温が引火点に達すると引火に十分な濃度の蒸気を発生し、点火源があれば引火します。これは共通性状として正しいので○です。「引火点=点火源があれば燃え出す最低液温」という定義を軸に判断しましょう。

覚え方:第4類は「引火点を持つ液体」の集まり。定義そのままの文は○。

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問題 2

第4類の危険物は、液温が引火点より低ければ、どのような状態でも引火するおそれはない。

答え:×罠ワード「どのような状態でも

「引火点以下なら安全」という知識だけで○にしてしまうひっかけです。灯油や軽油でも、霧状(ミスト)にしたり布に染み込ませたりすると、表面積が大きくなり引火点以下の液温でも引火する危険があります。「どのような状態でも」という断定が誤りの目印です。引火点はあくまで液面からの蒸気で考えた目安と覚えましょう。

覚え方:霧状・布への染み込みは例外。「引火点以下=絶対安全」ではない。

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第4類の共通性状」のほかのひっかけ

蒸気は空気より重い
第4類の蒸気はすべて空気より重く(蒸気比重は1より大きい)、低所に滞留する。「空気より軽い」「天井付近にたまる」は誤り。
液比重の例外
水より軽いものが多いが、二硫化炭素・酢酸・クロロベンゼン・ニトロベンゼン・グリセリンなど水より重い例外がある。「すべて水より軽い」は✕。
水溶性の例外
水に溶けないものが多いが、アルコール・アセトン・グリセリンなど水によく溶けるものもある。「いずれも水に溶けない」は✕。
電気の不導体で静電気が蓄積
第4類の多くは電気の不導体で、流動・かくはんにより静電気が発生・蓄積しやすい。放電火花が点火源になる。「良導体」は誤り。
常温で液体
第4類の危険物は常温(20℃)でいずれも液体。「固体のものも含まれる」は誤り(固体で引火しやすいものは第2類の引火性固体)。
燃えるのは蒸気
燃えているのは液体そのものではなく、液面から蒸発した可燃性蒸気(蒸発燃焼)。「液体が直接燃える」は誤り。