「常温で液体」のひっかけ問題と覚え方
第4類の危険物は常温(20℃)でいずれも液体。「固体のものも含まれる」は誤り(固体で引火しやすいものは第2類の引火性固体)。
実際に出るひっかけ問題(○×)
第4類の危険物は、常温(20℃)でいずれも液体である。
答え:○罠ワード「いずれも液体」
「いずれも」という断定語があるため、反射的に✕にしたくなる問題です。しかし第4類は「引火性液体」の類であり、試験では常温(20℃)で液体という理解が正解になります。法令上の厳密な定義には20℃を超え40℃以下で液状となるものも含み得ますが、乙4試験では「常温で液体」でよい扱いです。断定語=誤りとは限らず、定義そのものを述べている場合は正しいことに注意しましょう。
覚え方:第4類の名前は「引火性液体」。液体であること自体は断定してOK。
この問題だけのページで見る →第4類の危険物には、常温(20℃)で固体のものも含まれる。
答え:×罠ワード「固体」
「例外もあるだろう」と考えて○にしてしまう逆パターンのひっかけです。第4類は引火性液体の類であり、乙4試験では「常温で固体のものは含まれない」が正しい扱いです。固体で引火しやすいもの(固形アルコールなど)は第2類の引火性固体に区分されます。「液体か固体か」で類が変わる、という区分の基本を押さえましょう。
覚え方:引火しやすくても固体なら第2類。第4類は液体オンリー。
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「第4類の共通性状」のほかのひっかけ
蒸気は空気より重い
第4類の蒸気はすべて空気より重く(蒸気比重は1より大きい)、低所に滞留する。「空気より軽い」「天井付近にたまる」は誤り。
液比重の例外
水より軽いものが多いが、二硫化炭素・酢酸・クロロベンゼン・ニトロベンゼン・グリセリンなど水より重い例外がある。「すべて水より軽い」は✕。
水溶性の例外
水に溶けないものが多いが、アルコール・アセトン・グリセリンなど水によく溶けるものもある。「いずれも水に溶けない」は✕。
電気の不導体で静電気が蓄積
第4類の多くは電気の不導体で、流動・かくはんにより静電気が発生・蓄積しやすい。放電火花が点火源になる。「良導体」は誤り。
引火点を持つ液体
第4類はすべて引火点を有する引火性液体。ただし霧状にしたり布に染み込ませると、引火点以下の液温でも引火の危険がある。
燃えるのは蒸気
燃えているのは液体そのものではなく、液面から蒸発した可燃性蒸気(蒸発燃焼)。「液体が直接燃える」は誤り。