「接地(アース)の目的」のひっかけ問題と覚え方
帯電した電気を大地へ逃がして蓄積を防ぐ措置。発生そのものを完全には止められない。
実際に出るひっかけ問題(○×)
接地(アース)を施せば、静電気の発生そのものを完全に防止できる。
答え:×罠ワード「完全に防止」
「完全に」という断定語と、発生と蓄積のすり替えを組み合わせたひっかけです。接地(アース)は、発生した静電気を大地へ逃がして蓄積を防ぐ措置であり、摩擦による発生そのものを止めるわけではありません。だからこそ流速を抑えるなど発生側の対策も併用します。「アース=出口を作る」とイメージしましょう。
覚え方:アースは出口係。発生は止めず、たまる前に逃がす。
この問題だけのページで見る →接地(アース)は、物体に帯電した静電気を大地に逃がして、蓄積を防ぐための措置である。
答え:○罠ワード「大地に逃がして」
正しい記述ですが、誤り文と対で出ると迷いやすいポイントです。接地は導線で物体と大地をつなぎ、帯電した電荷を大地へ逃がすことで蓄積を防ぎます。蓄積を防げば、放電火花が点火源になる危険を減らせます。「たまる前に流す」が接地の役割と覚えましょう。
覚え方:たまる→火花→引火、の連鎖をアースで断つ。
この問題だけのページで見る →登録不要・インストール不要
「物理の基礎」のほかのひっかけ
静電気と湿度
湿度が低く乾燥しているほど静電気は蓄積しやすい。加湿は帯電防止に有効。
静電気と流速
配管内の流速が大きいほど摩擦で静電気が発生しやすい。ゆっくり流すのが対策。
導電性と帯電
電気を通しにくい物質(不導体)ほど電荷が逃げず帯電しやすい。
熱伝導率と蓄熱
熱伝導率が小さい物質は熱が逃げず内部に蓄積しやすく、燃えやすい。「小さいほど危険」。
熱膨張と空間容積
液体は温度が上がると体積が膨張する。容器やタンクは満杯にせず空間を残す。
状態変化は物理変化
融解・蒸発・凝固・昇華などの状態変化は物理変化。物質そのものは変わらない。