「静電気と流速」のひっかけ問題と覚え方
配管内の流速が大きいほど摩擦で静電気が発生しやすい。ゆっくり流すのが対策。
実際に出るひっかけ問題(○×)
配管で可燃性液体を送るときは、静電気の発生を抑えるため、流速をできるだけ小さくするのがよい。
答え:○罠ワード「流速をできるだけ小さく」
「早く送り終えたほうが安全では」という感覚を突くひっかけです。静電気は液体と配管壁との摩擦で発生し、流速が大きいほど発生量が増えます。そのため可燃性液体はゆっくり流すのが基本の対策です。「急がば回れ、流速は控えめ」と覚えましょう。
覚え方:速く流すほどパチパチ。ゆっくりが安全。
この問題だけのページで見る →配管内を流れる液体の流速を大きくするほど、静電気の発生量は少なくなる。
答え:×罠ワード「少なくなる」
因果関係の向きを逆にしただけのひっかけです。静電気は流動する液体と管壁の摩擦によって発生するため、流速を大きくするほど発生量は増加します。給油や充填の作業で流速を抑えるのはこのためです。「摩擦が増えれば静電気も増える」と原理で覚えましょう。
覚え方:流速アップ=摩擦アップ=静電気アップ。
この問題だけのページで見る →登録不要・インストール不要
「物理の基礎」のほかのひっかけ
静電気と湿度
湿度が低く乾燥しているほど静電気は蓄積しやすい。加湿は帯電防止に有効。
接地(アース)の目的
帯電した電気を大地へ逃がして蓄積を防ぐ措置。発生そのものを完全には止められない。
導電性と帯電
電気を通しにくい物質(不導体)ほど電荷が逃げず帯電しやすい。
熱伝導率と蓄熱
熱伝導率が小さい物質は熱が逃げず内部に蓄積しやすく、燃えやすい。「小さいほど危険」。
熱膨張と空間容積
液体は温度が上がると体積が膨張する。容器やタンクは満杯にせず空間を残す。
状態変化は物理変化
融解・蒸発・凝固・昇華などの状態変化は物理変化。物質そのものは変わらない。