「静電気対策の中身」のひっかけ問題と覚え方
流速を抑える・接地(アース)する・湿度を高く保つ、が基本。「湿度を低く保つ」への言い換えが定番のひっかけ。
実際に出るひっかけ問題(○×)
第4類の危険物を配管で移送するときは、流速を抑え、設備に接地(アース)を施して静電気の蓄積を防ぐ。
答え:○罠ワード「接地(アース)」
静電気対策の王道そのままの記述で○です。流速が速いほど摩擦で静電気が発生しやすくなるため流速を抑え、発生した電気は接地(アース)で大地に逃がします。これに「湿度を高く保つ」を加えた3つが基本対策です。「発生を減らす・逃がす・たまりにくくする」の3方向で整理して覚えましょう。
覚え方:静電気対策は「ゆっくり流す・アースで逃がす・湿度を上げる」。
この問題だけのページで見る →静電気の蓄積を防ぐには、取扱場所の湿度をできるだけ低く保つのが効果的である。
答え:×罠ワード「湿度をできるだけ低く」
「乾燥している方が安全そう」という感覚を突くひっかけです。実際は逆で、湿度が高いと空気中の水分を通じて静電気が逃げやすくなるため、湿度は高く保つのが正解です。冬の乾燥した日に静電気のパチッが起きやすいことを思い出せば納得できます。「静電気対策の湿度は高く」と覚えましょう。
覚え方:静電気がパチッとくるのは乾燥した冬。だから対策は加湿。
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「第4類の共通性状」のほかのひっかけ
蒸気は空気より重い
第4類の蒸気はすべて空気より重く(蒸気比重は1より大きい)、低所に滞留する。「空気より軽い」「天井付近にたまる」は誤り。
液比重の例外
水より軽いものが多いが、二硫化炭素・酢酸・クロロベンゼン・ニトロベンゼン・グリセリンなど水より重い例外がある。「すべて水より軽い」は✕。
水溶性の例外
水に溶けないものが多いが、アルコール・アセトン・グリセリンなど水によく溶けるものもある。「いずれも水に溶けない」は✕。
電気の不導体で静電気が蓄積
第4類の多くは電気の不導体で、流動・かくはんにより静電気が発生・蓄積しやすい。放電火花が点火源になる。「良導体」は誤り。
引火点を持つ液体
第4類はすべて引火点を有する引火性液体。ただし霧状にしたり布に染み込ませると、引火点以下の液温でも引火の危険がある。
常温で液体
第4類の危険物は常温(20℃)でいずれも液体。「固体のものも含まれる」は誤り(固体で引火しやすいものは第2類の引火性固体)。