「蒸気は屋外の高所へ排出」のひっかけ問題と覚え方
可燃性蒸気は屋外の高所に排出して拡散させ、地表付近に滞留させない。「低い位置から排出」は誤り。
実際に出るひっかけ問題(○×)
室内で発生した第4類の危険物の可燃性蒸気は、屋外の高所に排出して拡散させる。
答え:○罠ワード「高所に排出」
「蒸気は重いのだから低所に出すのでは」と迷わせる問題です。吸い込むのは滞留する低所からですが、屋外へ排出する出口は高所にします。高い位置から出せば蒸気が拡散しやすく、地表付近に滞留して引火源と出会う危険を減らせるからです。「吸うのは低所から・出すのは高所へ」で整理しましょう。
覚え方:排出口は屋外の高所。上から出せば薄まって落ちてこない。
この問題だけのページで見る →可燃性蒸気を屋外へ排出するときは、蒸気が空気より重いことを考慮し、地面に近い低い位置から排出するのがよい。
答え:×罠ワード「低い位置から排出」
「重い蒸気は低いところへ」という正しい知識を逆手に取ったひっかけです。低い位置から排出すると、重い蒸気がそのまま地表付近に滞留し、屋外の火気で引火するおそれがあります。正しくは屋外の高所に排出して拡散させ、濃度を薄めます。理由(重いから滞留する)と対策(高所から出して薄める)を区別して覚えましょう。
覚え方:重いからこそ高所から出す。低所排出=地面にたまる=危険。
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「第4類の共通性状」のほかのひっかけ
蒸気は空気より重い
第4類の蒸気はすべて空気より重く(蒸気比重は1より大きい)、低所に滞留する。「空気より軽い」「天井付近にたまる」は誤り。
液比重の例外
水より軽いものが多いが、二硫化炭素・酢酸・クロロベンゼン・ニトロベンゼン・グリセリンなど水より重い例外がある。「すべて水より軽い」は✕。
水溶性の例外
水に溶けないものが多いが、アルコール・アセトン・グリセリンなど水によく溶けるものもある。「いずれも水に溶けない」は✕。
電気の不導体で静電気が蓄積
第4類の多くは電気の不導体で、流動・かくはんにより静電気が発生・蓄積しやすい。放電火花が点火源になる。「良導体」は誤り。
引火点を持つ液体
第4類はすべて引火点を有する引火性液体。ただし霧状にしたり布に染み込ませると、引火点以下の液温でも引火の危険がある。
常温で液体
第4類の危険物は常温(20℃)でいずれも液体。「固体のものも含まれる」は誤り(固体で引火しやすいものは第2類の引火性固体)。