「移送と運搬の定義」のひっかけ問題と覚え方
移送=移動タンク貯蔵所(タンクローリー)で運ぶ。運搬=容器に収納して車両で運ぶ。定義の入れ替えに注意。
実際に出るひっかけ問題(○×)
移動タンク貯蔵所によって危険物を運ぶことを移送といい、容器に収納して車両で運ぶことを運搬という。
答え:○罠ワード「移送」
移送と運搬はどちらも「運ぶ」ことなので、定義を入れ替えられても違和感を覚えにくいのがこの分野の怖さです。移動タンク貯蔵所(タンクローリー)で運ぶのが移送、容器に収納して車両で運ぶのが運搬で、この記述は正しく○です。適用されるルールも、移送は取扱者の乗車・免状携帯、運搬は容器・積載方法の基準と大きく異なります。「タンクなら移送、箱(容器)なら運搬」と一言で区別できるようにしましょう。
覚え方:タンクローリー=移送/ドラム缶や容器をトラックに=運搬。
この問題だけのページで見る →タンクローリー(移動タンク貯蔵所)で危険物を運ぶことは、運搬に該当する。
答え:×罠ワード「運搬」
日常語では「タンクローリーで運搬する」と言っても違和感がないため、法令上の用語の区別を突かれる問題です。移動タンク貯蔵所で危険物を運ぶことは移送であり、運搬ではありません。運搬は容器に収納して車両で運ぶ場合を指し、移動タンク貯蔵所はそもそも貯蔵所の一区分(走る貯蔵所)です。「日常語の『運搬』に引きずられない」ことを意識して、タンク=移送と機械的に判定しましょう。
覚え方:法令用語は日常語と別物。タンクローリーが動けば「移送」。
この問題だけのページで見る →登録不要・インストール不要
「施設・基準・運搬」のほかのひっかけ
住居の保安距離
住居(同一敷地内を除く)は10m以上。学校・病院の30mとの数字入れ替えが最頻出。
学校・病院の保安距離
学校・病院・劇場など多数の人を収容する施設は30m以上。住居の10mと混同させてくる。
重要文化財の保安距離
重要文化財等の建造物は50m以上で最長。30mへのすり替えが定番。
高圧ガス・特別高圧架空電線の保安距離
高圧ガス施設は20m以上。特別高圧架空電線は7,000V超35,000V以下が水平距離3m、35,000V超が5m。
保安距離が必要な施設5種
製造所・屋内貯蔵所・屋外タンク貯蔵所・屋外貯蔵所・一般取扱所の5種のみ。給油取扱所・地下タンク・移動タンクは不要。
保有空地の幅(3mと5m)
指定数量の倍数10以下は幅3m以上、10を超えると5m以上。境界は「10以下/10を超える」。