「完全燃焼と不完全燃焼」のひっかけ問題と覚え方
酸素不足の不完全燃焼では有毒な一酸化炭素(CO)が発生する。完全燃焼なら二酸化炭素。
実際に出るひっかけ問題(○×)
可燃物が不完全燃焼すると、二酸化炭素よりも毒性の低い一酸化炭素が発生する。
答え:×罠ワード「毒性の低い」
発生する物質名は正しく、毒性の比較だけをひっくり返したひっかけです。酸素が不足した不完全燃焼では一酸化炭素(CO)が発生し、これは血液の酸素運搬を妨げる強い毒性を持ちます。完全燃焼で生じる二酸化炭素(CO2)よりはるかに危険です。「不完全=CO=有毒」とセットで覚えましょう。
覚え方:不完全燃焼のCOは猛毒。CO2と取り違えない。
この問題だけのページで見る →酸素の供給が不足した状態で可燃物が燃焼すると、有毒な一酸化炭素が発生しやすい。
答え:○罠ワード「酸素の供給が不足」
正しい因果関係ですが、「酸素が少ないなら何も出ないのでは」と迷わせるひっかけです。酸素が十分なら炭素は二酸化炭素まで酸化されますが、不足すると酸化が途中で止まり一酸化炭素が生じます。密閉空間の火災でCO中毒が起こるのはこのためです。「酸素足りない→燃え残りのCO」と覚えましょう。
覚え方:酸素不足=酸化が途中止まり=CO発生。
この問題だけのページで見る →登録不要・インストール不要
「燃焼・消火の理論」のほかのひっかけ
燃焼の三要素
可燃物・酸素供給源・点火源の3つ。1つでも欠けると燃焼は起こらない。
引火点の定義
点火源を近づけたとき引火する最低の液温。燃焼が継続する温度は燃焼点で別物。
発火点の定義
点火源がなくても自ら燃え出す最低温度。一般に同じ物質の引火点より高い。
燃焼範囲
燃焼できる蒸気濃度の範囲。下限が低いほど・範囲が広いほど危険。上限超えは濃すぎて燃えない。
燃焼の形態
可燃性液体は蒸気が燃える蒸発燃焼。木炭は表面燃焼、木材は分解燃焼。
窒息消火
酸素の供給を断って消火する方法。二酸化炭素消火剤や泡で燃焼物を覆うのが代表例。